こんにちは。
山形市十日町、山形駅東口より徒歩10分の歯科医院、十日町デンタルクリニックです。
今回は妊娠中のプレママに向けて、生まれてくるお子さまのお口の健康管理についてお話します。
「生まれてから気をつければいいのでは?」と思ったあなたは、大切なポイントを見過ごしているかもしれません。
実は、お口の健康づくりは 妊娠期=“マイナス1歳”から 始まっています。
なぜなら、お母さんの健康状態や生活習慣が、赤ちゃんの歯の発育やその後のむし歯リスクに大きく関わってくるからです。

妊娠期に気を付けたいこと
1.母体の栄養と歯の形成
赤ちゃんの歯の芽(歯胚)は、妊娠6週頃からつくられ始めます。
カルシウム・ビタミンD・タンパク質などをバランスよく摂ることで、赤ちゃんの歯の土台がしっかりと育ちます。
食事から栄養をしっかりと取り入れることを意識してみましょう。
2. 妊婦さんのお口の健康管理
妊娠中はホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすくなり、妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。
歯周病菌は、血管を通して子宮の筋肉に影響を与え、陣痛に似た収縮を引き起こすため、早産や低体重児出産の確率を高めることがわかっています。
妊娠中こそ定期的に歯科検診やクリーニングを受けて、お口を清潔に保つことが大切です。
3. お口の細菌と母子感染
むし歯の原因となる細菌は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口には存在しません。
多くはお母さんやご家族など、身近な大人からうつってしまいます。
そのため、妊娠中からむし歯の治療を済ませ、お口の中の菌を減らしておくことが大切です。
お母さん自身がしっかりケアをすることが、赤ちゃんのむし歯予防につながります。
山形市妊婦歯科健康診査をお受けください
山形市にお住まいの妊婦さんには、母子健康手帳の交付時に「山形市妊婦歯科健康診査受診票」が配布されます。
この受診票を利用すると、妊娠期間中に1回、無料で歯科検診を受けることができます。
受診する週数に決まりはありませんが、体調を考慮し、つわりがおさまった頃にできるだけ早めに受診されることをおすすめします。
赤ちゃんとお母さんの健康のために、ぜひこの機会を活用してみてくださいね。
十日町デンタルクリニックは山形市妊婦歯科健康診査実施機関に指定されています
まずはお電話でご予約のうえ、ご受診ください。
📞023-664-2700
【持ち物】
・山形市妊婦歯科健康診査受診票
・母子健康手帳
・健康保険証

まとめ
「-1歳からの歯科」とは、生まれてくる赤ちゃんのために、妊娠期からお母さんがご自身のお口のケアに取り組むことを指します。
その習慣が、赤ちゃんの健やかな歯の成長と将来のむし歯予防につながります。
未来のお子さまの笑顔を守るために、妊娠期から歯科でのサポートを取り入れてみませんか。
当院では、妊娠中の方にも安心して受診いただけるよう配慮した診療を行っています。
妊娠期に起こりやすいお口のトラブルや、診療を受けるタイミングについてもご相談を承っておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。
次回は「0~3歳のお子さまのお口の健康」についてお話しします。
年齢ごとの歯みがきのポイントなどもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
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